慶應ローの生活始まって現時点での感想

1.履修登録科目など

・必修科目は憲法民法、刑法、商法、要件事実、民訴、行政法の7科目です。その他に各自司法試験の選択科目や司法試験とは無関係の選択科目を履修する感じです。

慶應の場合は自分から履修登録しない限りは月曜日が全休になります。(これはありがたい🙆‍♂️)

・大体1日に2〜3多いときで4コマある感じです。

 

2.必修科目の感想

憲法

1クラスを除いて、講義形式で行われる。予習はレジュメと精読憲法判例の該当箇所を読むといった感じになるが、予習としてはレジュメをサラッと読むだけで十分足りる。

内容は先生によって分かりやすさは変わるが、私のクラスでは各人権ごとの具体的な検討順序や、この部分に大きく配点が振られているといった具体的なことを教えて貰えるため、司法試験に役立つものが多いため非常に有益。

民法

民法ソクラテスメソッドで授業が進む。授業内容としては、事前に配布されているオリジナル教材の問題を解いてきて、授業内で適宜学生に質問しながら解説・検討していく。

主に典型論点を扱いつつも、判例の射程を意識したような応用問題も含まれているため勉強になる。

③刑法

これもソクラテスメソッドで授業は行われる。授業内容は事例演習教材の指定問題を事前に検討したきたことを前提に、解説・検討を行う。各論点をより深く理解することができるようになり、授業内容を踏まえて論証を書き換えることも多い。今まで適当にやってたあてはめの考慮事情を具体的に提示してくれる点もタメになる。

刑法は唯一、毎週土曜日までにその週の授業で検討した事例問題の起案を提出する必要があるので、強制的に起案させられるという点で負担ではあるが、力にはなると思う。

④商法

ソクラテスメソッド方式の授業。授業内容はオリジナル教材の事例問題と予習レジュメが配布されて、レジュメにそって問題の解説・検討を行う。

各論点の当てはめ方をより深く学べる印象。

まぁまぁ司法試験役に立つと思う。

 

⑤要件事実

ソクラテスメソッド方式。内容は予習レジュメだけ配布され、それに沿って授業が行われる。

指定教材が他のローと違って類型別本と呼ばれる司法修習生を対象とした本なので、初学者には難易度高い。そのため、大島本を買った方が良い感じがする。授業内容は至って普通。

 

⑥民訴

ソクラテスメソッド方式。内容はロースクール民訴の指定ユニットの設問を事前に予習してきたことを前提に問題の解説・検討を行う。判例を批判して学説を紹介する場合が多く、多角的な視点は身に付くが司法試験との関係では直接的には役に立たないし、オーバーワーク感は否めない。

 

行政法

ほぼ講義形式だが、たまにソクってくる感じ。授業内容は学部の講義の様な感じで総論から丁寧に教えてくれる。具体的な法令解釈の仕方を手引きしてくるためタメになる。

まだ試験に直結するような範囲に入っていないため、司法試験に役立つかは未知。

 

3.設備面

自習室が地下3階、1階、2階、3階の4つある。

人気なのは2階と地下3階で、1階と3階は人が少なめ。

自習室は固定席ではないが、実質的に固定席化してる人が多い。

2階にはセブン自販機があるので飲食物を購入することができるため便利。

 

4.総括

現時点の感想としては、授業の予習もソクラテスも他のローに比べるとかなり楽だし優しいと思います。

また、授業の内容も司法試験に役立つようなものが多くて無駄な授業が少ないところも慶應ローの強みだと感じました。

確かに学費は高いのですが、それに見合う価値のあるロースクールだと思うので、受験を考えている方は是非候補に入れて頂きたいと思いました!

 

また何か書いて欲しいテーマ等ございましたら、質問箱やTwitterのリプライ等でリクエストして頂けると嬉しいです!!

 

それでは!!